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【ホリルードハウス宮殿】スコットランド王室の歴史が息づく壮麗な宮殿

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スコットランド・エディンバラにある「ホリルードハウス宮殿(Palace of Holyroodhouse)」は、英国王室のスコットランドにおける公式な滞在先として知られています。壮麗な外観と深い歴史、そして美しい庭園が調和したこの宮殿は、イギリス旅行でぜひ訪れたい名所のひとつです。 ▶ 目次を表示 🏰 ホリルードハウス宮殿とは? 🌟 主な見どころ 📜 歴史と背景 📝 観光のヒント 🏰 ホリルードハウス宮殿とは? ホリルードハウス宮殿(Palace of Holyroodhouse)は、エディンバラ旧市街のロイヤル・マイル東端に位置する王室施設です。元々は1128年にスコットランド王デイヴィッド1世が建立した修道院が前身で、16世紀に王宮として拡張されました。 現在では、英国王チャールズ3世をはじめとする王室メンバーがスコットランド訪問時に使用する公式住居です。 🌟 主な見どころ 王室居室(State Apartments): チャールズ3世などが滞在時に使用する、豪華な装飾が施された部屋。 メアリー女王の部屋: スコットランド女王メアリー・スチュアートがかつて生活した空間。 廃墟の修道院(Holyrood Abbey): 中世の石造りの修道院跡が、静かで神秘的な雰囲気を醸し出します。 王立庭園(Palace Gardens): 王室専用の美しい庭園。特別なツアーでのみ見学が可能です。 ロイヤル・コレクションの展示: 歴代国王の肖像画や美術品、家具が季節ごとに展示されます。 📜 歴史と背景 この宮殿の歴史は、1128年にデイヴィッド1世が建てた修道院に始まります。15世紀からはスコットランド王の居城として使われ、17世紀後半にはチャールズ2世の時代に現在のバロック様式の姿が完成しました。 また、エリザベス2世も毎年夏季にここを訪れており、2022年に崩御されるまで滞在を続けていた場所でもあります。 📝 観光のヒント 宮殿内部の見学はオーディオガイド付きで、英語の他に日本語にも対応しています。 見学には事前予約が推奨されており、特に夏は混雑します。 写真撮影は禁止の場所もあるので注意が必要です📵 荘厳な建築と王室の歴...

【聖ジャイルズ大聖堂】スコットランドの宗教的象徴「聖ジャイルズ大聖堂」⛪エディンバラ旧市街の王冠塔と歴史

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エディンバラの旧市街の中心部、ロイヤル・マイル沿いに位置する「聖ジャイルズ大聖堂(St Giles' Cathedral)」は、スコットランド国教会に属する歴史ある教会であり、同国の宗教と建築の象徴的存在として知られています。1124年頃の創建とされ、現在の建物は14世紀以降に再建されたもので、特にその印象的な「王冠型の塔」はスコットランド特有の建築様式として非常に有名です。 🔍 目次(クリックで表示/非表示) 歴史と宗教的背景 見どころ 文化的役割と行事 📖 歴史と宗教的背景 聖ジャイルズ大聖堂は、およそ900年もの間、エディンバラの宗教活動の中心であり続けてきました。中世にはカトリックの影響を受けていたものの、宗教改革を経て現在ではスコットランド国教会(長老派教会)に属しています。別名「ハイ・カーク・オブ・エディンバラ(High Kirk of Edinburgh)」とも呼ばれ、その格式と伝統は今も色濃く残っています。 また、2022年にはエリザベス女王の崩御後、バルモラル城からの帰還の途中でこの教会に棺が安置され、追悼礼拝が執り行われました。こうした出来事からも、聖ジャイルズ大聖堂が王室と深く関係していることが分かります。 🏰 見どころ 見どころ 解説 王冠型の塔(Crown Steeple) ゴシック様式にスコットランドの伝統が融合した美しい塔。遠くからでも目印になるランドマークです。 ステンドグラス 宗教改革後も破壊されず、今なお色鮮やかな美しいステンドグラスが鑑賞できます。 セィンス教会(Thistle Chapel) スコットランド最高位の騎士団「シッスル勲章」のための礼拝堂。木彫りの装飾が豪華。 音楽・合唱 教会内の音響は非常に高く評価されており、定期的に合唱隊によるコンサートも行われます。 🎼 文化的役割と行事 聖ジャイルズ大聖堂は、宗教施設であると同時に文化と芸術の発信地でもあります。日常の礼拝のほか、祝祭日には特別なミサが行われ、音楽イベントや地元学校の合唱会、観光客向けのガイドツアーも実施されています。 歴史と格式を備えたこの場所は、エディンバラ観光において欠かせないスポットの一つ。ロイヤル・マイルを散策...

【エディンバラ城】スコットランド王室の歴史が息づくシンボル🏰

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今回は、スコットランドを代表する観光名所であり、歴史と伝統の象徴である エディンバラ城 について紹介します。城の構造や見どころ、世界遺産としての意義などを詳しく解説します🏰 ▶︎目次を表示 エディンバラ城の概要 主な見どころ 世界遺産との関係 その他の情報 エディンバラ城の概要 エディンバラ城(Edinburgh Castle)は、スコットランド・エディンバラにある 火山岩「キャッスル・ロック」 の上に築かれた堅固な要塞で、少なくとも紀元前から人々が住んでいた歴史があります。現在の城の形は12世紀、スコットランド王・デイヴィッド1世の時代に整備されたものです。 その後、用途は時代とともに変化し、要塞、王宮、軍事拠点、王家の住居、牢獄などさまざまな役割を果たしてきました。 主な見どころ 見どころ 解説 👑 王室居住区 スコットランド女王メアリー・スチュアートがジェームズ6世を出産した部屋があります。 💎 スコットランド王冠と宝珠 王権の象徴であるクラウン・ジュエルズが展示されています。 🪨 ストーン・オブ・スクーン 戴冠式に使用された伝説の石。イギリス王室にとって非常に重要なシンボルです。 🕐 ワン・オクロック・ガン 毎日午後1時に大砲が発射される名物イベント(祝日を除く)です。 🌅 ホーンズ・オブ・エディンバラ 城からは旧市街・新市街・フォース湾まで見渡せる絶景スポットです。 世界遺産との関係 エディンバラの旧市街と新市街は、1995年にユネスコ世界文化遺産に登録されており、エディンバラ城はその中心的なシンボルのひとつとして位置づけられています。 その他の情報 エディンバラ城は観光客にとっても極めて人気のある場所で、スコットランドではケルビングローブ美術館・博物館に次いで訪問者数が多いとされています。また、イギリス政府によって指定建造物として保護されており、現在の管理・運営の大部分はスコットランド政府の機関「ヒストリック・スコットランド」に委ねられています。 城は軍事的にも長年利用されてきた背景があり、かつてはスコ...