聖オーガスティン修道院|カンタベリーの歴史と信仰が息づく世界遺産の廃墟
今回は、カンタベリー大聖堂から徒歩圏内に位置する聖オーガスティン修道院(St Augustine's Abbey)についてご紹介します。廃墟となった今もなお、イングランド初期キリスト教の歴史が色濃く残る場所として、世界中から訪れる観光客を魅了しています✨

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📍 アクセス・基本情報
- 場所:カンタベリー大聖堂のすぐ近く(徒歩5分程度)
- 創建:597年頃、聖アウグスティヌスによって設立
- 現状:廃墟として保存・一般公開中
- 世界遺産登録:1988年(カンタベリー大聖堂、聖マーティン教会と共に)
📜 歴史的背景
聖オーガスティン修道院は、6世紀末にローマ教皇グレゴリウス1世から派遣された宣教師聖アウグスティヌスによって創建されました。これはイングランドで初めてのキリスト教修道院の一つであり、当初は王族の改宗とキリスト教の布教のための拠点として設立されました。
長い歴史の中で、修道院は大司教の埋葬地となり、政治・宗教の中枢的役割を果たしましたが、1538年の修道院解散令により機能を停止。その後、修道院の建物は破壊され、現在のような廃墟として保存されています。
🏛️ 見どころ
- 広大な遺構:当時の建物の配置や規模がよくわかる敷地。特にアーチ状の門や柱跡が印象的です。
- 展示施設:併設されたビジターセンターでは、出土品や修道院の模型などが展示され、当時の暮らしを学ぶことができます。
- 静かな雰囲気:観光地としては比較的静かで、歴史の流れを感じながらゆったり散策できます🍃
💡 観光豆知識・Tips
- 入場は有料(English Heritageメンバーシップで無料)。チケットは現地またはオンラインで購入可能。
- 春〜秋は芝生が整備され、写真撮影におすすめ📸
- 大聖堂、聖マーティン教会と合わせて回ると、世界遺産3点セットを効率よく見学できます。
- 地図アプリでは「St Augustine's Abbey, Canterbury」で検索すると正確に表示されます。
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